2020年12月で、ライター歴2年4カ月になります。
どんなことを書こうか迷ったので、Twitter(ツイッター)で「ブログに書いてほしいテーマ」のアンケートをとってみました。
ライ組のブログnote部のアドベントカレンダー企画で半年ぶりにブログを更新したいのだけど、どんな内容なら読んでみたいですか?
その他はリプ欄へお願いします。— 藤野こと🇫🇷整理収納ライター (@koto_fujino513) December 4, 2020
意外なことに、片付けや時短家事よりもライターとしての「営業方法」を知りたい!という回答が圧倒的に多かったんです。
記名記事が多いので、どうやって案件をとっているのか気になっているのかもしれませんね。
なので、これまでやってきた私の仕事の見つけ方や営業方法についてまとめてみることにしました。営業以外で、どうやってクライアントさんが依頼してきたのかも大公開します!
この記事は、初心者ライターさん向けというよりも「1円ライターを卒業したい」ライターさんに向けて書きました。
案件の見つけ方と営業方法
先にお断りを入れておくと、私は整理収納ライター・片付けコラムニストです。
執筆しているジャンルは片付けや家事に関する記事がほとんど。別のジャンルとは営業方法が違う部分があるかもしれないことはご承知おきください。
では、どのように案件を見つけ、売り込んでいるのかを紹介します。
クラウドソーシングで案件を探す
ライターになって最初の半年くらいは、クラウドソーシングに登録して、案件に応募するだけでした。
ランサーズがほとんどですが、たまたま応募して採用されたクライアントさんとはクラウドワークスでやり取りしています。
今でこそ片付けの記事を中心に書いていますが、ライターを始めた当初は企業ブログ、ゴーストライター、旅行、育児、不動産、投資など多岐にわたって応募していました。
当時の探し方はランサーズもクラウドワークスも「文字単価1円以上」での検索。
さまざまなジャンルの記事を書いているうちに、「スラスラ書ける案件」「しんどい案件」が見えてくるように……
でも、このままじゃずっと1円ライターのままだよね…
なんとかしよう!
というわけで、最低文字単価を1.5〜2円に上げて、検索にかかった案件に応募するようになりました。ライターを始めて8カ月くらいの頃です。
ランサーズの場合は、希望単価の案件がメールで送られてくるように設定しています。自分で検索する手間が省けて便利です。
案件は全部見てもキリがないので、検索条件を以下のように絞り込んで探しています。
・得意分野のキーワードを入れて検索
ぶっちゃけると、この方法でしか案件は探していません。
今は、クラウドソーシングの案件に応募することはめったにありませんが、応募する場合は得意分野で条件の良いところにのみ提案しています。
スカウトは月に1〜2回(一斉送信の搾取案件除く)しかありません。スカウトは、スケジュールと条件しだいで、引き受けることもあればお断りすることもあります。
ランサーズでスカウトが少ないのは、ライター名でしか登録していないのが原因かも……
とはいえ、すでにライター名が定着してしまったので、今後もこのままで行く予定です。
応募多数の案件で採用されるには提案文が重要!
体感として、私がランサーズで積極的に提案していた2018年頃と比べると、コロナの影響でライターが増えたのか提案数がものすごく多い印象です。
私は提案文をとても重視していて、案件ごとにオリジナルの提案文を書いています。そのおかげなのか、私の場合、応募すると採用される確率がかなり高めです。
このように提案数29件でも、ちゃんと採用されました。
採用されやすい理由を自分なりに考えてみると、
・自分が役に立てる資格やスキル、経験を具体的に書いている
・募集内容に合った実績を提示
・必要に応じて、記事のテーマや構成も提案している
気をつけているのはこれだけです。でも、ここが重要だと思っています。
クラウドソーシングでの案件を獲得するコツについては、こちらの記事も参考にしてください。
インスタグラム経由で営業
整理収納アドバイザーとしての営業のために、Instagram(インスタグラム)に片付けの画像を投稿しています。
たとえばこんな感じです↓
この投稿をInstagramで見る
(食べ物のインスタ投稿が多いのはご愛嬌で……!)
ハッシュタグから検索をかけたと思われるメディア編集部の方から、「〇〇というメディアに投稿の掲載許可をいただけませんか?」といったメッセージが送られてくることがあります。
きちんと許可取りの連絡をしてくれる時点で、ある程度は信用できるメディアだろうと推測し、リンクを貼り、写真の提供先を掲載してくれる場合は許可しています。
たいていは収納アイデアの画像の掲載なので、相手もライフスタイルや収納関連のメディアが多いです。メッセージが来たら、貼ってくれたリンク先を速攻でチェックにいきます!
ここが営業チャンス!
雰囲気が合いそうか、私の得意分野が活かせそうなメディアかをすぐに判断。
良いと思ったら、承諾の返信とともに「私はライターとしても執筆しています。よかったら収納記事を書かせてもらえませんか?」と書き添えています。実績も貼ります。
「今はライターさんが足りていますが、必要の際にはお声かけさせてください」「検討させていただきます」など、当たり前かもしれませんが即OKをいただけたことはありません。でも、後日連絡がきたことはあります。
とにかく自分がライターであることをアピールするのが大切です。
ツイッターから応募
ツイッターのアカウントでは、ライターさんや編集さん、メディア関連を中心にフォローしています。
そうすると「#ライター募集」という投稿をチラホラ見かけますよね。
その中で自分が「ピンときた」案件に応募しています。
メディアに直接応募
書きたいと思ったメディアに「ライター募集」の項目があったら必ず応募しています。
返信にはたいてい単価やテストライティングについて書かれているので、条件が合うかどうかを判断。先に進むか、ここで辞退するかを決めます。やりたいと思えばテストライティングを受け、合格したら契約するという流れです。
どうやってメディアを見つけているかというと、
・自分が書いてみたい記事のキーワードで検索して出てきたところ
・書きたいジャンル+「ライター募集」で検索
Googleアラートに「Webメディア」ってワードで登録してるんだけど、3日に1回くらいは「新規Webメディアを立ち上げました」みたいなニュースを見かけるねい
「立ち上げ期で記事を増やしたいけどライター不足」ってところは少なくないと思うから、すかさず営業すると良い反応をもらいやすいかも
— しな / ライター (@shina3103) November 12, 2020
早速Googleアラートに登録してみたところ、新規メディアのニュースが確かにありました。気になるメディアはチェックに行き、ツイッターやインスタグラムがあればフォローしています。ライター募集をしていないかアンテナを貼るための選択肢が増えました。
自分にピッタリのメディアが見つかる確率は低いかもしれませんが、営業が成功する確率は高い気がするので、これからも注目していくつもりです。
クライアント側はどうやって依頼してきたの?
自分から営業して契約した場合もありますが、ライター2年目を過ぎた頃からクライアントさんから声がかかることが増えました。
そんなに簡単に声がかかることなんてあるの?
実は初めて声がかかったときは、騙されているんじゃないかと半信半疑でした。相手が本当にそのメディア担当者なのかを調べるくらいには疑ってましたね…
でも単発で好条件の案件は、直接お声がけいただいたものが多いです。
では、どんな形で声がかかったのかを公開します!
記名記事経由で
記名記事で執筆しているメディアでは、ブログやインスタグラム、Twitterなどのリンクを貼ってもらえることがあります。リンクから「〇〇の記事を読みました。よかったら、うちでも執筆してもらえませんか?」と(たいていブログ経由で)メールが来るんです。
よく記名記事は大切と言われますが、記名だけだと実績として提示できるだけ。
プロフィール文とともにブログやSNSのリンクを掲載してくれるメディアなら、直接連絡が来る可能性が高くなるので、さらに仕事の幅が広がります。
ある程度ライターとしてステップアップしたいのであれば、そういう貴重なクライアントさんと出会うことも大切だなと感じました。
SNS経由で
ツイッターやインスタグラム経由で声をかけていただいたこともあります。
ツイッターには固定ツイートとプロフィールに実績を掲載。
インスタグラムにはリンクツリー(Linktree)を使って実績を貼り、投稿には検索してもらいやすいハッシュタグを入れています。私の場合は、投稿内容によりますが「#整理収納アドバイザー」「#住宅収納スペシャリスト」「#片付け」「#〇〇収納」などが効果的です。
ライター仲間からの紹介
SNSやライター組合を通じて、ライター仲間が増えました。ありがたいことに、ライター仲間から仕事を紹介してもらうことも多いです。
お返しというわけではありませんが、私自身が案件を紹介することもあります。
私が紹介するときは、どんなジャンルが執筆できるのかをプロフィールに明記している方に声をかけています。どこにどんなチャンスが転がっているかわかりません。SNSのプロフィールには執筆ジャンルを書いておくことをおすすめします。
まったく仕事につながらなかったものも…
あちこち登録しすぎて、「ただ登録しただけ」になってしまったところもあります。wantedlyやココナラ、フリーライターのよりどころ、かくたまなど、ほかにも登録したところはたくさん……それっきりなのは時間がなくて本格的に営業しなかったのが原因です。これらを活用して仕事につなげているライターさんも多いので、これは単純に自分が手広く営業するキャパがなかったんだと思います。
なので、実際に仕事をしているのは、ランサーズとクラウドワークスの案件と直接契約しているクライアントさんだけです。
ある程度実績を積んできたら、あちこち手を出す必要はないのかも。
そう思い始めました。
やるならば、今のクライアントさんに全力を出して案件を増やしてもらったり、単価交渉をしたり……こうやって収入をアップさせたほうが効率がいいんじゃないかなというのが今の率直な気持ちです。
営業は思い立ったら行動あるのみ!
営業なくしてライターの仕事はありません。「ライターさんが足りない」と言われている割には、そこまで案件が増えている印象もないです。
私の場合は、とにかく直感で「ここだ!」と思ったらすぐに動いています。迷っていたらチャンスは逃げていきますから、とにかく行動あるのみ!
ダメだったとしても縁がなかったと諦めて、次のチャンスを待てばいい。そんな精神でやっています。
でも!でもです!
私としては、ずっと継続いただいているクライアントさんとの関係を大事にしたい。そこは揺るぎません。
量産できるタイプではないので、1カ月に執筆できる本数には限界があります。だから既存のクライアントさんの案件を優先させ、余裕のあるときだけ営業するスタンスです。
どこまで参考になるかはわかりませんが、私の営業術を紹介してみました。
では!A bientôt!
*この記事は、ライター組合ブログnote部による「 ライ組ブログnote部Advent Calendar 2020 」企画に参加しています。
昨日は、編集も校正もこなす台湾在住のライターまおまおさんが「 Life in Taoyuan 」で逆カルチャーショックについて書いてくれました。
明日は、ライ組ボディメイク部の部長であるナオさん のメンタルに関する記事が公開されます。お楽しみに!
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