歩く食いしん坊ライター、別名「ハマのグルメ番長」のことです。
コロナ禍に入った頃、SNSを通じてたくさんのシェフと知り合いになりました。
そのきっかけとなった話はこちらのブログ。
これを機に食いしん坊仲間に出会い、横浜や都内のお店をたくさん訪問するようになりました。そして、#CookForJapanのひとりだったのが、今回ご紹介するフレンチビストロ「Cheval(シュヴァル)」の店主である小泉敦子シェフです。
というわけで、敦子シェフのファンが待ちに待ったお店「Cheval」に訪問してきたので、お料理を紹介していきますね。
(今後、おそらく何度となく訪れると思うので、お料理はこのブログに追記するのではなく、別のブログで紹介していく予定です)
小泉敦子シェフとの出会い

なんと敦子シェフに初めてお会いしてから、すでに5年が経っていました。当時は、まだティエリーマルクス銀座店の総料理長でした。私はライターとして、記者会見の記事を書かせていただきました。懐かしい。

この一般社団法人#CookForJapanの設立記者会見のときは、敦子シェフが試食用のステーキを焼いてくださったんです。

焼き加減を見て。めっちゃおいしそうでしょ。
ティエリーマルクス銀座店はコロナ禍に入った、2021年に閉店してしまいました。残念ではありますが、今の敦子シェフがあるのは、そのおかげですからね。
ちょうどティエリーマルクス銀座店が閉店した頃、2021年6月の#RESQ(レスキュー)というイベントではフランスのお米のデザート「リオレ」を提供してくださり、これがきっかけで関口シェフの「#リオレに夢中」始まりまりました。

このイベントのとき、2020年10月に#CookForJapanが出版した「りんごのレシピ」本に、サインまでしていただきました。可愛いサインでしょ。
私もちょっとだけ編集のお手伝いをさせてもらったので、とっても思い入れのある本なんです。ほかのシェフのサインももらっています。
そんな敦子シェフのお店がオープンしたら、行かずにはいられないじゃないですか。
2025年5月からプレオープンしていたのですが、なかなかタイミングが合わなくて、初訪問は7月半ばでした。
Cheval(シュヴァル)について

Chevalというのはフランス語で「馬」という意味。小伝馬町にお店を構えたので、この店名にしたのだそう。お店のロゴも素敵な馬蹄のデザインになっています。

店内の様子。テーブル席もありますが、基本はカウンター8席のみの営業。
仕事帰りだったので、テーブル席の椅子に荷物を置かせていただきました。

敦子シェフのワンオペ営業なので、テーブル席だとお料理を運ぶのが大変ですからね。
ただ、貸切などの場合はテーブル席も使用するとのこと。
お店に行くならば2人か、多くても3人くらいがいいんじゃないかと思います。
もちろんおひとり様でも気軽に入れるお店です。

入り口は、一段小上がりになっています。
構造上の問題なのかもしれませんが、床面が外よりも上がっているのがいいですね。
Chevalのお料理を紹介
では、Cheval初訪問時のお料理を紹介していきますね!7月なので夏が旬の食材が多め。
Chevalはコースではなく、すべてアラカルト。その日のお腹の空き具合でお料理を選べるのがありがたいですね。サクッと食べるもよし、がっつり食べるもよし。
この日は友人と2人で訪問。メニューの料理は基本的に2人前なので、2人で行った場合は1人前ずつ分けてサーブしてくれます。その心遣いがありがたすぎる。
おひとり様の場合は、1人前でとお願いすれば半量で提供されるのでご安心を。
ひとくちパテとチョリソー

ほんの少ししか写真に映っていませんが、仕事帰りだったので1枚目は珍しくビールにしました。
パテもチョリソーもおいしい!
マスタードがいい仕事しています。
(ハッキリ言って、これ以降はおいしい以外出てこないかもしれません。写真でお楽しみください!)
ワイン各種
ワインは赤・白・スパークリングが6〜7種類ありました。ビールやソフトドリンクもあります。
敦子シェフのセレクトなのでお料理に合うこと間違いなし。
もちろんワインも飲みましたよー!

まずは白ワインから。
お魚系のお料理のときは白ワインをチビチビと飲んでいました。お料理をしっかり味わいたいので、がぶ飲みはしません(笑)

こちらはお肉料理のときに頼んだ赤ワイン。
私、かつてワインの勉強を少し齧ったことがあるんですが、最終的な結論としてお料理に合えばなんでもいいし、自分でワインを選ぶよりはシェフやソムリエにお任せしたほうが間違いないと思っているので、うるさいことは言いません!
自分の好みとそのときの気分だけ伝えて、あとはお任せです。
だから、写真にワインのラベルが見えているので、ワイン好きな方はラベルからどんなワインだったか想像してください。暴論ですみません。
とはいえ、ワインの香りはしっかりと楽しんでいます。
鮎のビスク仕立て

この日、一番印象深かったお料理が鮎のビスク仕立てでした。
私、魚のはらわたが結構好きでして。
鮎の内蔵や頭、骨をビスクソースにしているんですって。この苦味と旨味が最高でした。
淡白な鮎にもピッタリ。
鮎を包んでいるパートフィロ(薄皮の生地)がパリパリで、鮎との食感の違いが絶妙。
感動ものの一品でした。本当はおかわりしたかったくらい。
また夏になったら出してください、お願いします。
穴子のフリット ピキオスと生ハム

ピキオスとは赤ピーマンのこと。
穴子のフリットの下に敷かれているオレンジ色のソースがピキオスです。
穴子はふわっふわですよ、皆さん。
生ハムの塩味と淡白な穴子、そこにソースを絡めていただくと、ちょうどいい味わい。
幸せですわ。
マグレ鴨 胸肉のロースト

お肉はなににしようかなー?と迷っていたら、敦子シェフから「今後、鴨肉の仕入れが難しくなりそうだから、今しか食べられないのは鴨かも」とアドバイスをいただき、迷いなく鴨を注文!
(実際、訪問後2週間くらいで鴨肉の提供が終わっていました。食べておいてよかった…)
鴨の火入れが絶妙。やわらかくておいしい。
鴨肉はもちろんのこと、つけ合わせの野菜のローストがまたいいんですよ。
こうやって食べ進んでいくと、やっぱりフレンチってソースが大事。
そして、敦子シェフがつくるソースは、どれも素材の味を引き立ててくれる。そして、ソースの食材の味も損なわない。
季節のリオレ

デザートは数種類から選べます。フロマージュブランやクレームブリュレもあったんですが、やっぱりリオレにしてしまいました。だって、ソースが桃だったんだもん。桃のコンポートとジュレも入っています。
関口シェフのリオレもおいしいんですが、敦子シェフのリオレも絶品なんですよ。
前述でも紹介した、RESQのイベントのときに食べた敦子シェフのリオレはこちら。

フランスに住んでいた頃に食べたリオレをおいしいと思ったことがなかったのに、この敦子シェフのリオレは本当においしくて。言葉が出ないくらいの衝撃を受けました。
それ以来、リオレと敦子シェフの大ファンです!
小伝馬町で敦子シェフの絶品フレンチをぜひ!
小泉敦子シェフが店主を務めるChevalのお料理は、どれもおいしくて、ため息しか出ません。
私、本当においしいと思える料理を食べると無口になっちゃうんですが、まさにそんな感じ。
ここまで書くと、どんだけ敦子シェフ好きなの?って聞かれそうですが、大好きです!!!
頻繁に通いたいところですが、自宅からはちょっとだけ距離があるので、なかなか伺えないのが残念。でも行けるタイミングがあれば何度でも行く!という気持ちでいます。
お値段について書き忘れていましたが、この日はビール1杯、ワイン2杯を含めても1万2,000円くらいでした。このクオリティで、このボリュームで、このお値段は申し訳ないくらい安いと思います。
ふらっとおいしいフレンチが食べたいなと思ったときは、ぜひChevalを候補に入れてくださいね。
席数が少ないので、予約を入れたほうが確実です。
<店舗情報>
Cheval(シュヴァル)
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町12-20 Kkビル1F
(東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅から徒歩3分、都営新宿線 馬喰横山駅から徒歩3分)
営業時間:木曜〜火曜日:17:00〜23:00
定休日:水曜日
Instagram:https://www.instagram.com/cheval_tokyo/


.jpg)

コメント