いまはお年寄りというには失礼なほど、活発なシニア世代。旅行や趣味を楽しんでいる人も多いですよね。
そんなシニア世代の方と一緒に伊豆の伊東温泉に旅行してきたばかりなのが、ライター仲間のソイコさん( soy_chaaaan )です
そこで、ソイコさんに、シニア世代との旅行の楽しみ方や注意点などをうかがってみました!
近ごろは、祖父母、親、孫の3世代の旅行も増えています。このインタビューを読んで、みんなが仲良くハッピーに旅行するためのヒントにしてもらえると嬉しいです。
20代でシニア世代と旅行することになったきっかけ
最初に、ソイコさんがシニア世代と旅行することになったきっかけとプランの立て方を聞いてみました。
伊豆は都心から小旅行するのにちょうどいい距離で、気軽に行ける人気の観光地。そんな伊豆の伊東温泉を選んだ理由もうかがっています。
旅行することになったきっかけを教えてください
お付き合いしている彼のおばあちゃんと仲がいいので、よく家に遊びに行くんです。そのときに3人で一緒に旅行しようという話になりました。
*ソイコさんと彼は20代、おばあちゃんは60代後半だそうです。
彼のおばあちゃんと仲がいいなんてステキですね!
では、行き先を伊東温泉にした理由はありますか?
おばあちゃんが旅行好きで、おすすめしてくれたからです。わたしは初めてでしたが、おばあちゃんはもう何度も伊東温泉に旅行しているんですよ。
やっぱり元気なシニア世代は行動的なのがよくわかりますね。旅慣れているだけあって、行き先を決めるのも早い。
では、宿泊先はどうやって選びましたか?
実は、おばあちゃんが宿を選んでくれたんです。3人で一緒に伊東温泉の旅行パンフレットを見ながら、「ここがいいよ」とすすめてくれました。
おばあちゃんがその宿を選んだのはなぜですか?宿の名前も教えてください。
わたしが、あわびを食べたいとリクエストしたからです。それで、美味しいあわびを出してくれる老舗旅館を見つけてくれました。旅館は「山岸園」です。
旅館「山岸園」の情報は、こちらを参考にどうぞ!
山岸園の公式HP
ソイコさんの希望を叶えてくれるなんて優しい!それにしてもステキな旅館!
さすが伊東温泉に詳しいだけあって、旅館のこともよくご存知ですね。
そうなんです。本当によく知っているので、宿や食事はぜんぶおまかせしちゃいました。
頼りになりますね!
旅のプランは、すべておばあちゃんにおまかせ。
自分でやったほうがいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、若い自分たちに合わせてもらうよりも、おばあちゃんに合わせたほうが、無理なプランにならずに済みそうですよね。おばあちゃんに甘える形でおまかせするのはよい選択だなと思いました。
それに、あわびの食べられる旅館がすぐに浮かんでくるなんて、旅の経験豊富なシニア世代だからこそ知っている情報ですよね。
シニア世代との旅行で移動するときの注意点
次に伊東温泉までのアクセス方法を教えてください。
わたしも彼も免許は持っているんですが、車を持っていないのと、運転に自信がないこともあり、電車を利用しました。
新幹線ですか?
いいえ、JR東海道線の快速アクティー*で熱海まで行って、熱海からJR伊東線に乗り換えました。
*快速アクティーは、東京〜熱海間を結ぶJR東海道線を走る快速電車です。特急料金はかかりません。
乗り換え!階段などで大変なことはなかったですか?荷物はどうしました?
それぞれ自分で荷物を持って乗り換えました。1泊2日で荷物が少なかったので、おばあちゃんもお手伝いなしで大丈夫でしたよ。ただ…
なにか特別な配慮をしたんですか?
はい、やはりなにがあるかわからないので、時間に余裕のあるスケジュールを立てました。だから、乗り換え時間も十分な時間をとっています。
なるほど!シニア世代に合わせたスケジュールを立てるのは大事ですもんね。
ところで、伊東駅から旅館までは、タクシーを利用したんですか?
いいえ、旅館の送迎サービスがあって、迎えにきてもらいました。
わぁ、いいサービスですね!
それも、おばあちゃんがしっかり調べてくれました。伊東温泉は坂道が多いので、シニア世代には徒歩がきついんです。だから、駅までの送迎サービスのついている旅館を選んだと言ってました!
たしかに、シニア世代が荷物を持って、坂道を歩くのはきついでしょうね。
現地の情報を知っていたおかげですね。
アクセス方法に関しては、シニア世代への時間の配慮ができていて素晴らしいと思いました。まだお元気なので、荷物は自分で持ってもらうといったように、むやみに年寄り扱いしないのも好感が持てますね。
旅館に関しては、もしソイコさんたちが旅館を選んでいたら、送迎サービスにまで気がつかなかったかもしれません。ここでもシニア世代の経験を生かした選択をしているなと感じます。
旅先ではシニア世代とのんびりと過ごすのが1番!
到着した日に、観光はしましたか?
いいえ、旅館でゆっくりと温泉に入って、お食事をいただきました。
温泉地らしい、のんびりとした過ごし方ですね。あわびはいかがでしたか?
とっても美味しかったです。おばあちゃんが見立ててくれた旅館だけありました。あわびだけでなく、金目鯛も美味しかったです。
あわびに金目鯛!なんともぜいたくな夕食ですねぇ。
では、翌日はどんなことをしましたか?
あちこち歩き回ることは避けて、伊東の駅前商店街をぶらぶらと散策しました。
なにかいいお買い物はできましたか?
前日の食事を思い出して、「金目鯛のかるせん」をお土産に買っちゃいました。
伊豆は魚の干物が有名ですもんね。かるせん、美味しそう〜!
ほかにしたことはありますか?
駅前の商店街で七福神巡りをしました。おばあちゃんも初めてのチャレンジだったので、3人で楽しめてよかったです。
伊東温泉に詳しいおばあちゃんにも新しい発見があったんですね!
おばあちゃんと3人で笑いながら、七福神巡りをする様子が浮かんできます。
はい、本当に楽しかったです。
伊東温泉は、どの世代でも楽しめるステキな観光地だなぁと思いました。
ほのぼのとするいいお話をありがとうございました。
ここでもシニア世代に配慮して、無理のない観光名所選び、無理のないプランを立てていることがわかります。
駅前の商店街の七福神巡りについての詳しい情報はこちらをどうぞ!
シニア世代との旅を楽しむポイントは3つ!
このインタビューで気づいたポイントは3つ。
・仲がよくても、お互いに気遣いができている。
・それぞれの役割分担(宿の選定、時間管理)ができている。
・一緒に楽しめることをきちんと話し合っている。
こんなふうにお互いを思いやる気持ちが、世代の違う人どうしが一緒に楽しく旅するためのカギかもしれませんね。
今回のインタビューで、わたしも久しぶりに伊東温泉を訪れてみたくなりました。
みなさんも、おじいちゃん、おばあちゃんを誘って、伊東温泉に行ってみませんか?この記事のポイントをおさえておけば、きっと楽しい旅になりますよ。
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