ストーリーテリングという言葉は聞いたことがあっても、ストーリーライティングはあまり聞いたことがないんじゃないかと思います。
ストーリーテリングとは、物語や体験談を「語る」こと。このストーリーテリングを文章にしたものがストーリーライティングです。私がもっとも注目しているライティングの手法。
2024年4月、日本フォーチュントラベル協会よりオファーがあり、認定講師向けに「プロフィール作成講座」を開催しました。
今回は、その開催報告を兼ねてストーリーライティングについてお伝えしたいと思います。
ストーリーライティングに注目している理由
私がなぜストーリーライティングに注目しているのか?
それは、AIの台頭で容易に文章作成ができるようになった昨今、AIとの差別化を図るためにはストーリーライティングが重要だと感じているからです。
お役立ち情報を書くだけならAIにもできます。
でも、情報が淡々と書いてあるだけの文章は読み捨てられて終わり。印象に残ることはありません。
一方で「想い」や「体験談」を軸にして相手に伝えるストーリーライティングは、人の記憶に残りやすいのが特徴です。もちろん心に響くようなストーリーであることが前提ではありますが…
ストーリーライティングをしていくうえで大切なこと
ストーリーライティングは共感ライティングとほぼ同義語だと思っています。
AIには書けないこと。
それは「体験談」や「失敗談」です。
もちろんお役立ち情報も大切ですが、目の肥えた読者はすでにいろいろなサイトやSNSから情報を得ていてお腹いっぱい状態。読者が知りたいのは、書き手の「経験談」ではないでしょうか。
知り得た情報を実践するために、どうすればうまくいくのか、どんなことをすると失敗してしまうのか?
失敗したくないから、成功事例や失敗事例を読みたいのです。
だからこそ、ほかの人にはないオリジナルのストーリーを見つけることが大切だと思っています。
ストーリーライティングを講座内での自己紹介に活用する
というわけで、先日おこなった「プロフィール作成講座」では、認定講師の方々が講座のなかで自己紹介をするときに、ストーリーライティングを活用してプロフィールをつくる方法をお伝えしました。
ストーリーライティングは、文章の型として「起承転結」や「神話の法則(ヒーローズジャーニー)」を使うと簡単です。
そこで、受講された方には型に沿った質問をして、オリジナルのストーリーを書き出してもらいました。
コンテンツと出合ってから、講師となり講座開催に至るまでの経緯をストーリー仕立てで伝える。
すると、講座説明会では参加者の記憶に残りやすくなりますし、講座では講師に親しみを持ってくれるのでリピートされやすくなります。
それがストーリーライティングを使って、プロフィールを作成する狙いです。
選ばれる講師になるためにストーリーライティングを使おう!
「プロフィール作成講座」は、前半30分をストーリーライティングの説明、後半30分を実際にプロフィールを書き出すワークの時間にしました。合わせて1時間の講座です。
短時間にもかかわらず、スライド用のプロフィールを完成させた方もいました。ストーリーライティングを使って、リピートされる講師になってもらえたらいいなと思います。
今回の講座は、依頼されての特別開催でしたが、リクエスト開催も可能です。興味を持った方はLINE公式に登録のうえ、チャットでリクエストしてくださいね。
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