【小学校の先生に聞いた】本当に読んでほしい読み聞かせの絵本

子どもが小さいときは、意識的に読み聞かせをやっていたパパ&ママは多いと思います。けれども、子どもの成長とともに、だんだん読み聞かせが減ってきてはいませんか?

わたしは、幼稚園で3年、小学校で8年ほど読み聞かせボランティアをしてきました。自分の子どもが卒業しても、まだまだ続けていきたいと思うほど楽しいボランティアです。目をキラキラさせて聞いてくれる子どもたちに、いつも癒やされています。

そして、ボランティア歴が長いと、小学校の先生や司書さんとお話する機会がかなり多く、本に対する考えも聞くことができます。そして面白いことに、先生たち一人一人、本への思いは違うのに、読み聞かせボランティアへの要望はほぼ同じ。どんな要望かというと、下記の3つです。

もっと昔ばなしを読んでほしい
読み聞かせで英語の絵本ばかり読まないで
流行りものよりも長く読まれている絵本を

そこで、この記事では、小学校の先生たちからの話も踏まえ、家庭でどんな絵本を読むのがおすすめなのか?を説明していきます。

この記事を読んで、「あ、こういう絵本を読めばいいのか」「もうちょっと絵本を読んであげようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。幼稚園児〜小学生向けの話ですが、幼児のいるパパ&ママも今後の参考にしてくださいね。

おすすめ絵本は昔ばなしと童話

絵本選びは、ほとんどの場合、読み聞かせボランティア側でやっています。けれども、やっぱりネタ切れになることがあるんです。

そんなときは、先生に読んでほしい本をリクエストしています。

先生からのリクエスト本ベスト3!

昔ばなし
落語
童話
先生
先生①

できれば、昔ばなしを読んでもらえませんか?

この答え、学年を問わず圧倒的に多いです。

不思議に思って、先生に理由を尋ねてみました。

こと
こと

先生、どうして昔ばなしがいいんですか?

先生
先生①

小学生でも、昔ばなしや童話を知らない子は、けっこう多いんですよ。童話は、ディズニー映画で観ただけとか。昔ばなしを知っている前提でたとえ話をすると、ポカーンとされることが多くて…

こと
こと

なるほど。そうなんですか…

この質問をした当時、よく考えたら、わたしも子どもに昔ばなしをあまり読んだことがありませんでした。

みなさんのお子さんは、「笠地蔵(かさじぞう)」や「舌切り雀(したきりすずめ)」のお話を知っていますか?

「アリとキリギリス」や「裸の王様」はどうでしょう?

昔ばなしや童話は、お話としても面白いですが、「知識」として、その後の勉強に大いに役立ちます。お話のなかから「教訓」を読み取る力を子どもたちにつけてくれるからです。大切なのは「気づき」。

もしも、まだ読んだことがない昔ばなしがあれば、ぜひ読んであげてください。絵本でなくても、一冊に複数のお話が掲載された昔ばなし集や童話集でもいいと思います。

落語もよく先生からリクエストされます。落語には「オチ」があるため、子どもたちにも大人気。2人で掛け合いをしながら読むと、リズム感が生まれて、お芝居を観ているような気にさせられます。
お話がイメージしやすいこと、道徳的な要素が含まれていることなどが落語が好まれている理由です。

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読み聞かせ用の英語の絵本選びは慎重に

いまは小さな頃から英語に触れさせたいと考えるパパ&ママは多いと思います。

わたしも、自分の子どもに英語やフランス語の絵本を読んだことがあります。だって、大きくなってから苦労して勉強するよりも、小さいうちから慣れさせたほうがいいと思うじゃないですか。

それで、小学校でも英語の絵本を読んでみたのですが、先生からは、こんなふうに言われてしまいました。

ソイコさん
先生②

次は日本語の絵本にしてもらえませんか?

こと
こと

えっ?英語の絵本はダメですか?

ソイコさん
先生②

そういうわけじゃないんです。ただ、先週も英語の絵本だったので、英語ばかりが続くのはちょっと…

こと
こと

そうでしたか。では次の担当者に伝えておきますね。

参考までに、英語の絵本を続けてほしくない理由を教えてもらえますか?

ソイコさん
先生②

英語の絵本の読み聞かせだと、最初のうちは、英語のわからない子も絵を見て理解しようとします。けれども、途中であきらめて集中力をなくしてしまうんですよ。

こと
こと

なるほど。確かにそうですね。

ソイコさん
先生②

はい。たまになら子どもたちにも刺激になるので構いません。でも、英語がわからない子もいるので、みんなが楽しく聞ける日本語のお話のほうが、こちらとしてはありがたいです。

こと
こと

わかりました!

小学生は、親の教育方針によって、英語が理解できる子、できない子がいます。よって、英語力には差ができてしまうんです。よかれと思って、英語の絵本を選んだつもりが、わたしのしたことは、大人の押しつけでしかありませんでした。

これは、家庭でも当てはまる気がします。

そもそも絵本は、英語を覚えるための手段ではなく、お話を楽しんで、情緒をはぐくむもの。英語を聞く”だけ”では楽しくありません。

子どもが理解できるレベルの英語の絵本を選んでいるかどうか

それが家庭では大事です。英語の読み聞かせを否定しているわけではありません。

こと
こと

だったら、どんな英語の絵本を読んだらいいの?

英語の絵本を選ぶときは、日本語訳のある絵本にすることをおすすめします。両方を比べて読むと、英語の理解がより深まるからです。学校で英語の絵本を読むときも、両方読むように心がけるようになりました。

なかでも、わたしがおすすめしたいのは、エリック・カール作「くまさんくまさんなにみてるの?」の日本語版と英語版です。定番かもしれませんが、参考までに。

長く読まれている絵本をもっと読んで

読み聞かせを長年やっていると、どうしてもマンネリ化してきます。だんだん新作や流行りの絵本を読みたくなるんです。もちろん、それが悪いわけではありません。実際、子どもたちにはとてもウケがいいですし、わたしも読んでいて面白いなと思います。

けれども、先生から見ると、何十年も読まれ続けている絵本のほうがいいと感じるようです。

長く読まれている本=ずっと親しまれている良書

先生たちには、この図式が成り立っているんです。なので、最近は意識的に良書と言われる絵本を読むようにしています。

子どもたちに「あ、その本知ってる!読んだことある!」と言われても気にしていません。読み手が変わると、また受ける印象も変わるからです。繰り返し読むことで、あらたな気づきも生まれます。

こと
こと

でも、どうすれば良書ってわかるの?何か基準はあるの?

はい、あります。見分ける方法は簡単。絵本の巻末を見てください。初版の年月日が古く、重版されている回数が多いほど、みんなに読まれている証拠です。このような絵本にハズレはほとんどありません。

絵本は、親の好みで購入することがほとんどです。でも、親の好みに偏ってしまうと、子どもの世界が広がりません。また、子どもが好きだからと、同じジャンルの絵本ばかり購入するのもやめたほうがいいと思います。

絵本選びに迷ったときは、どれだけみんなに親しまれているかで判断するのもありです。

絵本は子どもの世界を広げてくれる

子どもが成長するにつれて、もう字が読めるなら1人で読めばいいと思っているかもしれませんが、読書と読み聞かせは別物です。小学校に行くと、低学年の子どもはもちろん、高学年の子どもも、読み聞かせをとても楽しみにしています。

「うちの子は全然読書をしなくて…」と感じているパパ&ママは、子どもの年齢に関係なく、(高学年の場合は嫌がらなければ)もう一度読み聞かせをしてみませんか?

字を読むのに精一杯で、話の内容まで理解できない子もいます。絵本は子どもの世界を広げてくれるものなのに、お話が理解できなかったらもったいないですよね。

その点、読み聞かせならば、お話の世界にすんなり入っていけるので、本は楽しい!と感じてくれると思います。ひとり読書のきっかけになるかもしれません。

学校の先生が読んでほしいと思う絵本まとめ

・昔ばなしや童話
・英語よりも日本語(英語ならば日本語訳のある絵本)
・長く読まれている定番絵本

上記3つを参考に、ご家庭でも絵本を選んでみてくださいね。

それでは。A bientôt!

今日のフランス語「絵本」=livre d’images

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