【読み聞かせ】私が高学年に『えんとつ町のプペル』を読む理由

みなさんは『えんとつ町のプペル』という絵本をご存知ですか?

お笑い芸人の西野亮廣(作家名:にしのあきひろ)さんが作家を集めて作り上げた作品です。

本当に申し訳ないのですが、この絵本が出版されて話題になった当初は、お笑い芸人の絵本なんて大したことないでしょ、と思っていました。

そんなとき、私の父が「いい絵本らしいよ」と言って、子どもに『えんとつ町のプペル』をプレゼントしてくれたんです。実際に読んでみたら、ものの見事にハマりました。子どもでなく、私が(笑)

それ以来、小学校の読み聞かせ担当が6年生のときは『えんとつ町のプペル』を必ず読むようにしています。

ここでは、読み聞かせボランティア歴10年の私が『えんとつ町のプペル』についてやこの絵本を読み聞かせに選んだ理由についてお話しします。

*一部ネタバレも含まれていますので、未読の方はご注意ください。

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にしのあきひろさんの『えんとつ町のプペル』について

絵本『えんとつ町のプペル』(POUPELLE OF CHIMNEY TOWN)は、2016年に出版されました。にしのあきひろさんが脚本と監督を担当して、35人の作家が分業で仕上げた作品です。一部の費用はクラウドファウンディングによって賄われています。

描写が細かく、色も鮮やか。とても美しい絵本です。ハロウィンの日に出会った、ルビッチとゴミ人間プペルの物語。ストーリーの中に、いくつかの伏線が張られていて、あっと驚く感動のラストが待っています。

日本語だけでなく、英語も併記されているので、英語学習にも役立ちそうです。

私は勝手に、ゴミ人間のプペルの由来は、フランス語のゴミ箱の”poubelle”(プベル)と人形の”poupée”(プペ)からきたのかな、と想像していました。

というわけで、調べてみたら、西野さんのツイートを発見!


“poupée”(人形)までは深読みしすぎでしたが、”poubelle”(ゴミ箱)は正解でした。
私はpoubelleが人名に由来することを知らなかったので、思いがけずフランス語の勉強にもなりました。

『えんとつ町のプペル』の読み聞かせは高学年向き

『えんとつ町のプペル』を知ってから、私はこの絵本を小学校の読み聞かせに取り入れたいと思いました。お話の内容自体は、低学年でも理解できるでしょう。

けれども『えんとつ町のプペル』を読み聞かせすると、最低でも20分はかかります。そこで、高学年限定で読んでみることにしました。その理由は3つ。

・読み聞かせ時間が長いと、低学年は集中力が続かない。
・読み聞かせでは、ストーリーの伏線を理解するのが低学年には難しい。
・絵だけで理解しようとする子もいるが、この本は絵だけ見て理解するのは厳しい。

もちろん上記に当てはまらない低学年の子もいますが、そうでない子もいます。読み聞かせは、子どもたち全員に楽しく聞いてほしいので、『えんとつ町のプペル』の読み聞かせは高学年限定にしました。

『えんとつ町のプペル』を読んだときの子どもたちの反応

私が『えんとつ町のプペル』を初めて読んだのは、2017年2月、6年生のクラスです。『えんとつ町のプペル』を読みたいけれど、本来の読み聞かせ時間は10〜15分。そこで、先生に相談してみることにしました。

こと
こと

先生、次回の読み聞かせ、20分ほどお時間をいただきたいのですが…

ソイコさん
先生

スケジュール的には問題ないのでいいですよ。どんな本ですか?

こと
こと

にしのあきひろさんの『えんとつ町のプペル』です。

ソイコさん
先生

にしのあきひろさんの作品好きなんです!

学級文庫にも何冊か置いてあるんですよ。『えんとつ町のプペル』はまだ読んだことがないので楽しみにしています!!

こんな感じで、先生は快諾してくれました。

卒業間近の6年生ならば、『えんとつ町のプペル』を聞いて「友情」「親子の絆」「信じぬくことの大切さ」など何かしらの”気づき”があるだろうと期待しての選書です。

読み聞かせ当日、絵本を読む前に『えんとつ町のプペル』を読んだことがあるか聞いてみました。話題作だというのに、手を挙げた子は1人もいません。
初めての本だったおかげか、最初から最後まで、しっかりと耳を傾けてくれました。

*読み聞かせの手法は人それぞれですが、私は感情を込めすぎず、淡々と読むようにしています。

読み聞かせ後の感想は以下のとおり。

男の子
男の子

毎日洗ってもらっているのに、どうしてプペルは臭いのかなって思っていました。でも、ルビッチのためにやっていたんだと分かってハッとしました。とてもよかったです。

女の子
女の子

絵がすごくキレイでした。

ルビッチとプペルの友情がどうなるか、プペルは本当にいなくなっちゃうの?と思ってドキドキしました。

でも、最後でウルッとしちゃいました。

「よかった!」「感動した!」という感想が聞けて、正直ホッとしました。

というのも、『えんとつ町のプペル』は絶賛する人がいる一方で、酷評する人もいるからです。
でも、子どもたちはうがった見方をせずに、素直にストーリーを受け止めてくれたことが感想からも分かりますよね。その後も何度か高学年に読み聞かせしましたが、おおむね好評です。

「今日のお話がとてもよかったと息子が話してくれたよ。いい本を読んでくれてありがとう」
とLINEしてくれたママもいました。

『えんとつ町のプペル』は純粋な気持ちで読んでほしい

『えんとつ町のプペル』の冒頭に出てくるセリフです。ストーリーの根幹でもあります。このセリフの意味を知るには、やはり高学年以上の読解力が必要でしょう。低学年のお子さんの場合は、親子で一緒に読むのがおすすめです。

私は読み聞かせのたびに、ラストは声が震えてうまく読めません。「計算が透けて見えてあざとい」なんて声もありますが、ぜひ純粋な気持ちで読んでもらえたらと思います。

『えんとつ町のプペル』は無料で公開されています。読んでみたい方はコチラ→『えんとつ町のプペル』無料版

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こちらの記事も参考にしてください→【小学校の先生に聞いた】本当に読んでほしい読み聞かせの絵本

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